私はフルマラソントレーナーとして活動をしている佐藤義了と申します。
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今回は「ストレッチをした方がいいが、ストレッチをすることはそこまで重要でもない。」についてお伝えしていきます。
ランナーさんの多くはセルフケアの一環としてストレッチをしていると思います。
ストレッチはランナーさんに限らず、どのスポーツ業界でも推奨されていることだと思います。
私はそれを否定したい訳ではありません。
ストレッチをすることは身体にとって本当にいいことです。
実際に効果もありますし、実感も感じやすいです。
なので練習後は念入りにやっておきたいメニューだと思います。
そこで”ストレッチをすることはそこまで重要ではない”とはどういうことか?
それは優先順位の問題や目的次第で変わるからです。
先ほどもお伝えしたように”練習後”はやっておきたいです。
その目的とは、練習において負荷をかけた筋肉の柔軟性を戻していきたいからです。
普段の練習からよく使う筋肉はもちろん疲労しやすく、柔軟性も練習前と比べると低下します。
なので練習後はストレッチを実施した方がいいのです。
ではそれ以外の条件ではどうなのか?
例えば
「普段から股関節の可動域が悪いから股関節のストレッチをした方がいいか?」
という条件だと私はストレッチよりも運動を勧めます。
”普段から可動域が悪い”ということは、伸び縮みする筋肉や組織が”普段から伸び縮みしていない”ということになります。
それがユニットごとに悪くなっているという訳ではありません。同じ筋肉でも部位によって伸びやすい部分と伸びにくい部分があるということです。
そしてこのような場合にストレッチを実施するとどういったことが考えられるかというと、比較的伸びやすい部分がより伸びやすくなったということがまず考えられます。
同じ筋肉の中で伸びやすい部分と伸びにくい部分を同時に引っ張ったら、まず始めに伸びやすい部分が伸びると思いませんか?
それがしっかり伸び切った後やその最中から伸びにくい部分が徐々に伸びると思います。
これって効率良さそうですか?
なのでこの場合、私は運動を推奨します。
運動をすることで、伸びにくい筋肉を収縮(筋肉が縮む)します。
運動のやり方にもよりますが、可動域をできる限り広げて筋肉を収縮させることによって伸ばされている状態から筋肉が縮むので筋肉自体はさらに伸ばされる状態になります。
こちらの方がより筋肉や組織が伸ばされていると思いませんか?
ストレッチと聞くと筋肉を伸ばしていると思いがちですが、筋肉が伸びる前に皮膚の伸張や皮下組織の滑走性が先になります。
それから深部にある筋肉になります。
このようなことから「ストレッチをした方がいいが、ストレッチをすることはそこまで重要でもない。」というタイトルになります。
みなさん、ストレッチと聞いてこのことを少しでも思い浮かべていただけたら幸いです。
またストレッチについてご相談ございましたら、こちらよりご連絡ください!
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